小学校中学年の国語の土台

小学校中学年は、国語の土台を固めるのに大切な時期です。

小学校の中学年では、習う漢字も増え、読む文章も少しずつ難しくなります。それでもまだ、この中学年においては、何となくでも文章を理解できたということも多く、国語に対して苦手意識を感じることも少ないかもしれません。

しかし、何となく読めるということに安心し、語彙を増やすことを疎かにし、読み飛ばしに頼りながら何となく読むことを続けていくと、高学年で頭打ちになってしまうことがよくあります。いわゆる国語における5年の壁と呼ばれるものです。

特に受験生の中では、4年生に比べ5年生になって一気に文章が難しくなり解らなくなった、これまで特に勉強をしていなくてもできていたのに急にできなくなった、という声もよく聞きます。高学年で扱われる文章は抽象度も高くなり、何となくでは理解しきれないものも多く扱われ、その難易度の差に戸惑うことも多いのです。また、テストについても、中学年までの間は文章の内容を十分に理解しないまま何となくで解けていたものが、そうはいかなくなってきます。中学年までの間で隠れていた語彙量の差が出てくるのもこの時期です。

中学年の間に、「何となく読めるから大丈夫」で安心することなく、そこから一歩踏み込み、精読すること、語彙を増やすこと、文章をできるだけ映像化していくことに慣れていくといった「土台作り」が必要です。灘式読解力養成講座は、「精読」でこの土台を固めます!

灘式読解力養成講座

難関として知られる灘中学校・灘高校のスローリーディングをオンラインで 読解力の向上は思考力の活性化! Accompanyでは、オンライン国語授業に灘中学校・高校で実施され…

投稿者

長尾 一毅
長尾 一毅Accompany代表社員
現大阪公立大学大学院修士課程卒。大学・大学院では発達心理学を専攻し、ワーキングメモリ、子どものカテゴリー形成について学ぶ。
奈良・兵庫の教育業界で15年以上、様々な教科を指導し、国語科教科主任も担当。一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会の認定も受け、脳科学の知見やコーチング技術を指導に活かしている。